アメリカ人のベテラン女性教師マーガレット・へインズ・ヤマグチが英語のレッスンを通してお子様の想像力と思考力を養い、世界へ羽ばたく、個性豊かなエリートに育つお手伝いをします。
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(12)up, puppy, under, supper, ultra などの「ア」の音
日本語の「ア」より小さい口(「ウ」より大きい口)を開けて短く「ア」と発音する。(発音記号でいうと、「V のさかさま」とか「山型のア」といわれるものである。この音はどちらかというとアメリカ音よりはイギリス音に多い。次の単語で練習してみよう。
up, puppy, under, supper, ultra, thunder, wonder, govern, one, money, trouble, pump
(13)mud, tuck, luck, love などの[ア」の音
これは(12)の「ア」のアメリカ音である。「ア」というよりは「ウ」に近い。この音はイギリス音では(12)の「ア」になる。
例えば、 "love" という語はイギリス音では(12)の「ア」を使い「ラヴ」と発音される。アメリカ音では「ウ」に近くなり大袈裟にいうと「ルヴ」のような感じになる。(アメリカのコッミクやグリーティング・カードには "love" を無理に "luv" とスペッてあるものがある。つまり「ルヴ」と読んでくれというサインである。それでは次の単語で練習しよう。
mud, tuck, luck, love, tug, fun, sun, rug, truck, bug, suppose(この単語をわれわれは「サポウズ」と発音すると思っているが、アメリカ音では「スポウズ」と発音されることが多い。)
(14) アクセントのないあいまい母音の音節の発音の仕方
"station" は「ステイション」ではなく、「ステイシュン」、"person" は「パーソン」ではなく「プースン」、"canon" は「キャノン」ではなく「ケアヌン」という感じで発音する。発音記号では「e の逆さま」または「あいまい母音」といわれるものであるが、そこには音節が1つありますよ、というサインでフル・ヴァウエルで読むのは間違いである。したがって、"customer" を[カスタマー」と読むのも「カストマー」と読むのもいずれも間違いである。「カストゥマー」と読むのがよい。
(15)西部では "how" が「ハウ」ではなく「ヒャウ」に、"house" が「ハウス」ではなく「ヒャウス」と発音されることが多い。もちろん「ハウ」と発音してまったく差し支えない。
(母音総括) だいたいこのぐらいで実際にわれわれ日本人が英語を使う時に注意しなければならないポイントはカヴァーできたと思う。もちろん音声学(発音学)の教科書なら言及しなければならない他の項目もあるが、この稿はあくまで実用を目指しているので体系としての完結は目的外である。ただこれまで取り上げなかった "bed" の[エ」の音など、私の耳で聞く限り、やや「ア」に近くなるように感じている(もちろん地域差はあると思うが・・・)。それから "bed"と "bet" の「エ」の音は同じではない。 「ベッド」の「エ」の音は「ベット」の「エ」より長い(長母音)のである。(有声音の前の母音は無声音の前の母音より長母音になる、というのは音声学も同意すると思う。この頃は何でも科学やハイテクで検証されるから、この信憑性もきっと簡単に検証されるだろう。そのうち、アシュケナージとアルゲリッチの、チャイコのピアノ・コンチェルトをコンピューターで分析して楽しむ時代が来るかも・・・もう来ているのかな。
では次の稿から半母音の説明に移ろう。
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.03.09
日本語の「ア」より小さい口(「ウ」より大きい口)を開けて短く「ア」と発音する。(発音記号でいうと、「V のさかさま」とか「山型のア」といわれるものである。この音はどちらかというとアメリカ音よりはイギリス音に多い。次の単語で練習してみよう。
up, puppy, under, supper, ultra, thunder, wonder, govern, one, money, trouble, pump
(13)mud, tuck, luck, love などの[ア」の音
これは(12)の「ア」のアメリカ音である。「ア」というよりは「ウ」に近い。この音はイギリス音では(12)の「ア」になる。
例えば、 "love" という語はイギリス音では(12)の「ア」を使い「ラヴ」と発音される。アメリカ音では「ウ」に近くなり大袈裟にいうと「ルヴ」のような感じになる。(アメリカのコッミクやグリーティング・カードには "love" を無理に "luv" とスペッてあるものがある。つまり「ルヴ」と読んでくれというサインである。それでは次の単語で練習しよう。
mud, tuck, luck, love, tug, fun, sun, rug, truck, bug, suppose(この単語をわれわれは「サポウズ」と発音すると思っているが、アメリカ音では「スポウズ」と発音されることが多い。)
(14) アクセントのないあいまい母音の音節の発音の仕方
"station" は「ステイション」ではなく、「ステイシュン」、"person" は「パーソン」ではなく「プースン」、"canon" は「キャノン」ではなく「ケアヌン」という感じで発音する。発音記号では「e の逆さま」または「あいまい母音」といわれるものであるが、そこには音節が1つありますよ、というサインでフル・ヴァウエルで読むのは間違いである。したがって、"customer" を[カスタマー」と読むのも「カストマー」と読むのもいずれも間違いである。「カストゥマー」と読むのがよい。
(15)西部では "how" が「ハウ」ではなく「ヒャウ」に、"house" が「ハウス」ではなく「ヒャウス」と発音されることが多い。もちろん「ハウ」と発音してまったく差し支えない。
(母音総括) だいたいこのぐらいで実際にわれわれ日本人が英語を使う時に注意しなければならないポイントはカヴァーできたと思う。もちろん音声学(発音学)の教科書なら言及しなければならない他の項目もあるが、この稿はあくまで実用を目指しているので体系としての完結は目的外である。ただこれまで取り上げなかった "bed" の[エ」の音など、私の耳で聞く限り、やや「ア」に近くなるように感じている(もちろん地域差はあると思うが・・・)。それから "bed"と "bet" の「エ」の音は同じではない。 「ベッド」の「エ」の音は「ベット」の「エ」より長い(長母音)のである。(有声音の前の母音は無声音の前の母音より長母音になる、というのは音声学も同意すると思う。この頃は何でも科学やハイテクで検証されるから、この信憑性もきっと簡単に検証されるだろう。そのうち、アシュケナージとアルゲリッチの、チャイコのピアノ・コンチェルトをコンピューターで分析して楽しむ時代が来るかも・・・もう来ているのかな。
では次の稿から半母音の説明に移ろう。
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.03.09
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