アメリカ人のベテラン女性教師マーガレット・へインズ・ヤマグチが英語のレッスンを通してお子様の想像力と思考力を養い、世界へ羽ばたく、個性豊かなエリートに育つお手伝いをします。
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◎子音
英語の子音と言えば、日本語にはない "th" の音などから説明するのが普通であるが、ここではわれわれ日本人が正しく発音していると信じている音で、アメリカ人やイギリス人など英語国民が聞くと、「ちょっと違うな。」と感じる音の説明からはいる。たとえば "t" の音など。
(21)基本的な"t" の音(あたりまえの"t" の音)
英語の"t" の音は日本語の「タ」行の音とはかなり異なる。(フランス映画やスペイン語の発音を聞いていると、彼らの"t" の音は日本語の「タ」行の音と同じだな、と感じる。)英語の"t" の音と日本語の「タ」行の音の出し方の違いは、まず、口の中で舌の当たるところがちがう。日本語の「タ」行の音は舌を歯の裏に当てるが、英語の"t" の音はもう少し後方、歯茎より後ろ(音声学では「硬口蓋」というところ)に当てる。(ミュージシャンで日本語の歌を歌う時、日本語の「タ」行の音を英語の"t"の音を使って歌っていた人がいた。かしかクワタ・ケイスケだったか?)もう1つの重要な違いは、英語の基本的な"t" の音には、犬が全力疾走したあと、舌を出して「ハー、ハー」と息をする、あの息の音(音声学では「気息音」という)を一緒に出さなければならない。(この「息の音」もフランス語やスペイン語には聞かれない。)だから"top"をアメリカ語で発音する時には、一音節(手を1回たたく時間)で「タハップ」と発音しなければならない。(もちろん舌の当たるところは硬口蓋。)イギリス語の場合は「トホップ」。同じように、"tank"は「テハンク」、"tap"は「テハップ」、"tip"は「ティヒップ」、"till"は「ティヒゥ」、"time"は「タハイム」、"tail"は「テヘィゥ」、"tall"は「トホーゥ」"tear"は「ティヒァ」という気持ちで発音する。(全て1回手をたたく時間で。)これは極端な記述なので、なかなか意図したものを表していないかも知れないが、ネイティヴの発音を聞く機会があったら是非確認してほしい。それでは次の単語を、舌のあたるところと、「ハーハー音」に気をつけて発音してみよう。
tank, tip, top, tick, till, tap, tool, ticket, time, tale (tail), Thames, tear, tore, tall
(21)の例外
ところがこの、「ハーハー音」が出ないことがある。ある環境、即ち、"t"の音の前に"s"の音が来る時("st-cluster")は、気息音はでない。だから"student"や"stand"や"stay"や"strategy"などには「ハ-ハー音」は付かない。(もともと日本語の「タ」行の発音に気息音は付いていないので、われわれ日本人にはこちらの方が楽だ。)それでは次の対比練習をしよう。
対比練習 [tick: stick], [till: still], [top: stop], [tile: style], [tear: stare (stair)], [tool: stool], [tan: stand], [taste: state], [Tate: stay], [tore: store], [tub: stub], [tuck: stuck], [timid: stimulate]
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.03.15
英語の子音と言えば、日本語にはない "th" の音などから説明するのが普通であるが、ここではわれわれ日本人が正しく発音していると信じている音で、アメリカ人やイギリス人など英語国民が聞くと、「ちょっと違うな。」と感じる音の説明からはいる。たとえば "t" の音など。
(21)基本的な"t" の音(あたりまえの"t" の音)
英語の"t" の音は日本語の「タ」行の音とはかなり異なる。(フランス映画やスペイン語の発音を聞いていると、彼らの"t" の音は日本語の「タ」行の音と同じだな、と感じる。)英語の"t" の音と日本語の「タ」行の音の出し方の違いは、まず、口の中で舌の当たるところがちがう。日本語の「タ」行の音は舌を歯の裏に当てるが、英語の"t" の音はもう少し後方、歯茎より後ろ(音声学では「硬口蓋」というところ)に当てる。(ミュージシャンで日本語の歌を歌う時、日本語の「タ」行の音を英語の"t"の音を使って歌っていた人がいた。かしかクワタ・ケイスケだったか?)もう1つの重要な違いは、英語の基本的な"t" の音には、犬が全力疾走したあと、舌を出して「ハー、ハー」と息をする、あの息の音(音声学では「気息音」という)を一緒に出さなければならない。(この「息の音」もフランス語やスペイン語には聞かれない。)だから"top"をアメリカ語で発音する時には、一音節(手を1回たたく時間)で「タハップ」と発音しなければならない。(もちろん舌の当たるところは硬口蓋。)イギリス語の場合は「トホップ」。同じように、"tank"は「テハンク」、"tap"は「テハップ」、"tip"は「ティヒップ」、"till"は「ティヒゥ」、"time"は「タハイム」、"tail"は「テヘィゥ」、"tall"は「トホーゥ」"tear"は「ティヒァ」という気持ちで発音する。(全て1回手をたたく時間で。)これは極端な記述なので、なかなか意図したものを表していないかも知れないが、ネイティヴの発音を聞く機会があったら是非確認してほしい。それでは次の単語を、舌のあたるところと、「ハーハー音」に気をつけて発音してみよう。
tank, tip, top, tick, till, tap, tool, ticket, time, tale (tail), Thames, tear, tore, tall
(21)の例外
ところがこの、「ハーハー音」が出ないことがある。ある環境、即ち、"t"の音の前に"s"の音が来る時("st-cluster")は、気息音はでない。だから"student"や"stand"や"stay"や"strategy"などには「ハ-ハー音」は付かない。(もともと日本語の「タ」行の発音に気息音は付いていないので、われわれ日本人にはこちらの方が楽だ。)それでは次の対比練習をしよう。
対比練習 [tick: stick], [till: still], [top: stop], [tile: style], [tear: stare (stair)], [tool: stool], [tan: stand], [taste: state], [Tate: stay], [tore: store], [tub: stub], [tuck: stuck], [timid: stimulate]
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.03.15
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