アメリカ人のベテラン女性教師マーガレット・へインズ・ヤマグチが英語のレッスンを通してお子様の想像力と思考力を養い、世界へ羽ばたく、個性豊かなエリートに育つお手伝いをします。
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2012/04/15 (Sun)
今日のフレーズは政治家が選挙期間中、マニフェストー(アメリカでは「プラットフォーム」という。「マニフェストー」という言葉はマルクスの著作の題名に由来するので、アメリカでは候補者は絶対に使わない。因みに、純粋な日本語では「公約」。)についてよく言われることば:
★「パイ・イン・ダ・スカイ」“pie in the sky”、意味は字義通りの「天国で約束されているおいしいパイ」から「空約束」、「ばら色の嘘」、「絵に描いたもち」など。語源的にはアメリカの慈善団体でサルヴェーション・アーミーといのがあるが、街角で黒と赤のユニフォームを着て楽器を演奏しながら募金活動をし、ホームレスの地区でビルを買い取り、ベッドや食事を無料で供給している。最近はローカルなものなど、新しいタイプの慈善団体の出現で、この元祖慈善団体 The Salvation Army もだんだん時代遅れになって影が薄くなっているが、世界不況下の1930年代には華々しい活動をしたようだ。(因みに、ノーベル賞作家スタインベックの、共産主義プロパガンダのような作品(映画もある)「怒りのぶどう」にも当時の社会状況が描出されている。)話を元に戻して、サルヴェーション・アーミーの演奏曲目・持ち歌の中に「スイート・バイ・アンド・バイ」(Sweet Bye and Bye)「天国での幸せ」というのがある。その歌を揶揄した替え歌の文句が「パイ・イン・ダ・スカイ」だ。「天国での幸せ」―ちょっとまゆつばじゃない、という感じ。“pie in the sky”の例文としては、“Does that politician really think voters believe his pie-in-the-sky promises?”「あの政治家は選挙民があんな空約束を信じると本気で考えているのかね。」、とか、“Flaky Aunt Flora says she’ll remember me in her will, but I think that's just pie in the sky.”「口先だけのフローラおばさんが、あなたの取り分はちゃんと遺言状に書いておくからね、なんて言うのよ。でもちょっとまゆつばね。」 
                                                 2012.04.15
                            アメリカン・ハウス英語教室    マーガレット ヘインズ ヤマグチ                            http://americanhouse.aikotoba.jp
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ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪