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★ 「イッフィー」: “i f f y ”。 意味は 「あやしい」とか「やばい」という感じ。意味はBookish English の“dubious” と同義語である。たとえば空を見上げて「雲行きがちょっとあやしいな。」 とういのは、 “The sky looks kind of iffy.” 。 また「最近うちの車はちょっと調子が悪くて、やばいな。」というのは、“Our car has been acting iffy lately.” という具合だ。
アメリカン ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.09.16

(47) "pro---" などの "p" の音
この article の前書きのところで、英語と日本語の違いは、 1.英語の発声は横隔膜から、 2.リズムは弱強弱教のリズム、 3.1音節は1回手をたたく間に発音すること、と書いたけれども、(47)は音節と関係がある。つまり "street" は日本語読みにすれば、「ストリート」と5音節になるが、英語では1音節、つまり手を1回たたく間に発音しなければならない。日本語読みが5音節になる理由は、音節に必ず母音がついて有声音になるからだ。その中でも日本人に比較的容易に矯正できる cluster もある。たとえば、 "st--" の "street", "stand", "stay", "taste" など。そのほかに、 "tr---" もやさしい。たとえば、"train", "try", "trend" など。また日本語の「ス」の音も「---です。」という時、英語の「す」のように母音をつけずに発音している人がよくいるから、"sky" なども簡単に発音できる。しかしむつかしいのは、日本語の「プ」の音から母音を抜いたり、「ク」の音から母音と抜くことである。これはかなり練習が要る。すなわち、"problem"の "p" の音は、「プ」から「ウ」をとって無声音で発音しなければならない。同様に"class" も、「ク」から「ウ」をとって発音しなければならない。それでは次の単語を練習してみよう。
problem, promote, provide, print, plan, plane, play, click, climb, class, claim, quick, quiet , queen
*例外的に "please" の "p" の音が日本語の「プ」のように発音されることがある。コミックの中などで、そう発音させたい時には、"puh-leeeeze" と表記している。発音は「プーリーーーーズ」となる。意味は、「や・め・て・よ!そんなバカなことは言わないで。」("Don't say such a stupid thing!"; "Don't make such a silly excuse!"; "Don't expect me to believe that!") という感じである。
(48) "gl---", "bl---", "dr---" などのcluster
英語の "g" や "b" や "d" の音も日本語の濁音「グ」や「ブ」やドゥ」から母音をとったものでなければならない。
次の単語で練習してみよう。
gross, glass, glare, grind, grip, glue, grease, gray, blank, brand, blink, bring, brow, breath, broom, brick, drink, drive, drag, drain, draw, drip, dream
(48) "h" の音
フランス語では "h" の音はサイレントで、発音されない。英語の "h" もフランス語ほど完全にサイレントにはならないけれども、日本語の「ハ」行の音と比べるとずっと弱くなることがある。たとえば、"in his case" は「インニズ ケイス」、 "on her dress" は「オンヌ ドゥレス」となる。このようなフレーズに出会ったら注意してみよう。
おわり: これで一応日本人に出しにくい英語音を見ることができたと思う。音を言語で表現すること自体、無理があるので、意味が伝わらなかった箇所もあるかもしれない。もし質問や異議があれば遠慮なく知らせて欲しい。それから音自体はやはりネイティヴの音に注意を払ってほしい。
市のオープン・カレッジなどで私が「英語発音コース」を開講した時、募集定員割れで細々とセッションをやった経験がある。あまり発音だけというと魅力に欠けるようだ。それでも私には正確で美しい発音を広めたいという思い入れがある。そこでアメリカン・ハウス英語教室でも、私の説明とアメリカ人のデモンストレーションで2ヶ月完了の「発音特訓コース」を設定したが、これも募集人員に満たず、毎月開講延期の状況である。
それはさておき、言語にせよ、発音にせよ、個人個人に個性があるし、地方によっても個性がある。いわゆる "idiolect" と "dialect" と呼ばれるものであるが、それらを知ることは私には大変おもしろいことである。
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp

(43) "f" の音
この音の出し方は、上の歯で下くちびるを噛め、と言われることが多いが、マサツ音にするためには下くちびるを上の歯にこすり付けて、その間から息を出して発音するとよい。(既にそうして発音している人にはredundantではあるが・・・) 次の単語で練習してみよう。
fact, fat, fancy, fit, fix, fox, feel, feet, fetch, fender, fine, friend, flat, flap, flip, flu, free, Friday
(44) "v" の音
この音は "f" の音の有声音だから、出し方は "f" とまったく同じである。次の単語で、マサツ音になるように練習してみよう。
very, vacuum, value, valve, ever, vote, vow, vitamin, veteran, victory, vase, vintage, variety, vine
(45) "th" の無声音
この音の出し方も、舌を上の歯と下の歯で噛んでだせ、とよく言われるが、それではきれいなマサツ音にはならない。むしろ舌を上の歯にこすり付けて、その間から息を出す方がよい。 次の単語できれいなマサツ音になるように練習してみよう。
think, thing, thank, throw, throat, three, thrift, bath, breath, through, south, mouth, month
(46) "th" の有声音
この音の出し方は(45)の "th" の無声音の出し方とまったく同じである。きれいなマサツ音になるように次の単語で練習してみよう。
this, that, these, those, then, than, though, other, mother, brother, weather, there, father
* この "th" の有声音はしばしばとぶ(消える)ことがある。たとえば、"in this case" は「インニスケイス」、"in that case" は「インネアッケイス」、"in this town" は「インニスタウン」、"among them" は「アマンネム」、 "see them" は 「スィーエム」など。
* この次は、日本語の発音のルール(癖)が身についているためにわれわれには非常にむつかしい英語の発音をとりあげよう。これは日本語と英語の音節形成の違いと深くかかわりがある。
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.04.29

この音は「ツ」の音と同じだから、日本人には発音しやすい。(もちろん英語の音は無声音だから、母音をつけて発音してはいけない。)この音は英語の場合、単語の語尾に現れる。これもハサツ音(ハレツ音とマサツ音の重なったもの)である。
練習: bats, wants, hits, walts, bets, quarts
(42) "ds" の音
この音は、「ツ」の濁音「ヅ」であるから、発音自体は簡単である。しかし現在の日本語では「ズ」とごちゃ混ぜになっているので、発音する時に意識する必要がある。たとえば、「鈴木さん」と「続く」を正確に「スズキさん」、「ツヅク」と「ズ」と「ヅ」の音を区別して発音している人はあまりいないと思う。しかし英語では二つの音は別の音である。この音も英語の単語の語尾に現れる。これもハサツ音である。「ツ」を発音する気持ちで練習してみよう。
練習: seeds, friends, wards, needs, kids, foods, kinds, minds
それでは、マサツ音の「ズ」との対比演習をしよう。
対比練習: [ seeds:sees ], [ wards:wars ], [ needs:knees ], [ kids: keys ]
これで、現代の日本語でごちゃごちゃになっているマサツ音とハサツ音(「ジ」と「ヂ」、「ズ」と「ヅ」の項は終わりになる。この次は、日本語にはないマサツ音("th" や"f" や"v"の音)の発音で注意すべき点にはいろう。
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011. 04.25

(39) "sh" の音
この音は日本語の「シャ、シ、シュ、シェ、ショ」とほとんど同じ音である。できれば、もう少し深い音を出すとよい。昔、発音の授業では、「子供を寝る前におしっこをさせる時に、放尿を促す擬音「シー」を出すようになんて言われたこともあったが、「シ」を出す時に、くちびるを少し突き出して出すと、深い音になる。それでは次の単語で練習してみよう。
she, shine, shock, show, shut, sure, machine, nation, shovel, shack, shoot, shrink, shrine
(40) "sh" の有声音: これまで音の発現をスペリングで表してきたけれども、この音についてはそれは不可能である。窮余の策は発音記号を使うことであるが、特殊記号がavailableでないので、表題のような表現になってしまった。例を挙げると、 "pleasure", "leisure", "measure", "azure", "vision", "occasion" の「ジュ」の音である。これは日本語の音でいうと、「ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ」の音で、マサツ音である。この音と「チ」の濁音の「ヂ」の音は峻別されなければならない。まずはマサツ音の練習を次の単語でしてみよう。
measure, treasure, vision, mirage, collision, decision, pleasure, massage, occasion, azure
それではマサツ音の「ジ」とハサツ音の「ヂ」の対比練習をしよう。
対比練習 [ measure : major ] , [leisure : ledger] , [pleasure : journey] , [azure : ajar]
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011.04.24