アメリカ人のベテラン女性教師マーガレット・へインズ・ヤマグチが英語のレッスンを通してお子様の想像力と思考力を養い、世界へ羽ばたく、個性豊かなエリートに育つお手伝いをします。
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2011/03/03 (Thu)
(6) big, it, is, live, city などの「イ」の音
 この音は日本語の「イ」の音とは異なる。日本語の「イ」の音を出す口の形より少し大きめに開けて、「エ」を出す感じで「イ」と発音する。いわば、日本語の「イ」と「エ」の中間の音である。この音に近い日本語の音は伝統的な東北弁の中にあるが、昨今はTVの影響で正統派の方言が消失ししつあるのは残念なことだ。東北地方のご老人が「君はいい人だね。」という時、「チミはエエストだね。」というような風情があった。この正統派東北弁の「エエ」にあたるところが英語の「イ」の音である。もちろん短母音だから、短く発音する。次の単語を発音してみよう。
 it, is, if, hip, big, city, bit, give, did, live, pick, busy, women
[注 ]発音というものは単語の環境が変れば変化するものだ。この「イ」の音も後ろに鼻音(n とか ng)が来れば殆ど日本語の「イ」と同じ音になる(近くなる)。日本語の「イ」を使って次の単語を練習してみよう。
 king, think, pink ginkgo (いちょうの木)
 昔、私はアメリカのテキサス州の人で、pen と pin は同じ発音だろうと言った人がいた。私は大変驚いたが、この鼻音のルールと関係があるかも知れない。 
 
[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
 アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
   2011.03.03
   http://americanhouse@aikotoba.jp

2011/03/01 (Tue)
(5) go, note, low, both などの「オゥ」
 この音は前項で書いたように、日本語の音の体系の中に存在するので全く問題はない。日本語で「オー」と「オ」の音を伸ばせば自然にこの音になる。(特にアメリカ音になる。)
 この「オゥ」にもいろいろなヴァリエーションがある。たとえば "boat" を「べウト」、"coat" を「ケウト」と発音する人は「自分はオックスフォードかケンブリッジ大学の出身だ。」という自己表示である場合が多い。(オックスフォードかケンブリッジの卒業生を示すもう一つの発音は "be" 動詞の過去複数形の "were" を「ワー]と発音しないで、「ウエア」とあたかも "wear" のように発音する人が多い。T.S.エリオットが自分の詩をこのように発音している録音を私は聞いたことがある。)この同じような現象はアメリカにもある。たとえば "data"を「データ」ではなく「ダータ」、"status" を「ステイタス」ではなく「スタティス」と元のラテン語読みにするアメリカ人に出会ったら、この人は自分が大学院レベルの高等教育を受けたという自己表示をしているのだと思って間違いない。こういう言葉によって社会的階級を示す(日本では山の手の御令閨や芦屋のザーマス・マダムなどが有名だが、)極めて不可思議な例は、イギリスのハイ・ソサエティ(主に貴族階級やそれに近い階級)では、喋る時にドモるのが身分の自己表示になる。日本人のイギリス帰りでドモる男、パブリック・スクールの名門イートン校の校長の息子でこれを実践するイギリス人が私の職場にいた。まさに "Takes all kinds."=("It takes all kinds of people to make a world." )「世の中にはいろんな人がいるな~。」というところか。
 ところで「オゥ」の音は練習する必要もないぐらいだが、気楽に自信をもって次のものを発音してみよう。
go, toe, note, roll, low, beau, oak, home, both, own, hole, woke, coal, old, boat, goat, host

[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
   2011.03.01
   http://americanhouse@aikotoba.jp

2011/02/28 (Mon)
(4) all, walk, flaw, straw などの「オー」
 この音は日本人がちゃんと出していると思っているが、ネイティヴからするとちゃんと出ていない音である。出し方は(3)で修得した音をそのまま長く伸ばす。hot の「オ」の音価をそのまま続けるのである。しかし日本人にはこれが意外とむつかしい。なぜなら日本語の体系では「オー」は自然に「オゥ」になってしまうからである。即ち「大きい」は〈オーキイ」ではなく日本語音では「オゥキイ」になってしまう。同様に、「大村さん」は「オームラ」さんではなく実際の日本語では「オゥムラ」さんになっている。「通り」も「トーリ」ではなく、「トゥリ」になる。
日本語のルール(言語の癖)がこういう具合だから、「オー」は意識的に練習することが必要である。次のものを練習してみよう。
all, fall, law, always, draw, straw, sauce, ought, flaw, sausage,
thought, brought, fought, naughty, walk, autumn, thaw

[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
   2011.02.28
   http://americanhouse@aikotoba.jp
2011/02/28 (Mon)
(3) hot, shop, pot などの「オ」(アメリカ音)
 この音は日本語で言うと、「オ」と「ア」の中間の音である。日本語で「ア」の口をしたまま、「オ」といえばよい。イメージとしてはゆで卵をほおばったような口をして「オ」と発音する。丸みのある音である。
 これが、標準的な音であるが、いろいろなヴァリエーションがある。極端なアメリカ音では殆ど日本語の「ア」の音になる。イギリス音は殆ど日本語の「オ」の音になる。口をあまり開けずに日本語の「オ」と発音するとよい。やはり英国は緯度も高く、湿度が多く、気温も低いから、なるべく口から熱をのがさないように努めるのである、なんて信じますか?
 それでは次の単語を発音してみよう。
 hot, odd, not, pot, hog, shot, shop, watch, pocket, olive

 [アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
2011.02.28
http://americanhouse.aikotoba.jp
2011/02/28 (Mon)
(2) car, hard, part などの「ア」(アメリカ音)
 この音を出す時は日本語の「ア」を発音する時よりも口を縦にやや大き めに開けて、次に日本語で「オ」を出す時に力を入れるのどの部分を使 う。逆の言い方をすれば、日本語の「オーーー]という音を出しながら 口を大きく開ける。あるいは、日本語で「オ」と言いながら「ア」の音 を出す。要は、のどの奥に力を入れて、「アーーー」ということだ。
 だから アメリカ人が part と発音するのを聞くと、「パート」という よりはいくぶん「ポート」のように聞こえる。スペリングに r  がは いっていると当然この「ア」のあとに r の音が続く。次の単語を発音 して練習してみよう。
 bar, far, farm, park, part, card, hard, star, garden, dart

[アメリカン・ハウス英語教室 顧問 山口 隆一(文責)]
アメリカン・ハウス英語教室 マーガレット ヘインズ ヤマグチ
2011.02.28
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